Awakening Coach
Aruna Byers
エニアグラムは単なるタイプ論ではありません
スピリチュアルな体験を何度もしていたり、深い覚醒体験を持っていたとしても、依然としてエゴ/マインドのコントロールのもとにとどまっていることはあるのです。なぜなら、そうした体験を持った時にマインドが消え去ることはめったにないからです。それは瞑想の終了と同時に個人の意識が再びあらわれるという点において、瞑想体験に似ています。エゴ/マインドは、引き続き思考や記憶、態度や姿勢、信念、そして感情を浴びせてきます。無意識下のきっかけが、そうしたことの引き金となります。それは自分が無意識の領域にあるそのきっかけを空にするまで、そして、本当の自分、つまり本質(True Nature)を完全に体現するようになるまで続きます。
一時的な内なる平穏は、悟りではありません。何年間も瞑想を続けていたとしても、無意識のマインドが子どもの頃の見方や感じ方、それに対する補償行為を刷り込まれたままの状態であれば、覚醒体験の後も、自分が依然としてそうした思考で生きていることを意識するでしょう。エゴからすると、無意識の領域に残っているものというのは、自分を個人の物語、つまりエゴの世界にひき戻すためのきっかけとなるものなのです。覚醒後は、それが起きないようにするために、十分な用心が必要です。
「在ること(Presence)」を成長させる
エニアグラムを学ぶことは、誰にとっても、自分自身への最高の贈りものとなります。このスピリチュアルなエニアグラムの視点を持つことによって、エゴの刷り込みがよくみえるようになります。そして、エゴ/マインドが発動しているその時に、発動していることに気づくことができ、自分の人生に対するコントロールを永久に取り除いていくことができるのです。
エニアグラムの体系がもたらすのは、単なるタイプ論についての理解ではありません。自分自身のタイプを知るだけではない、それをはるかに上回ることをもたらします。それによって自分自身の全き存在、「在る」こと(Presence)に繋がるのです。それができるのは、エゴがどのように働くのかということや、無意識の行動のひとつひとつの健康度、つまりそれぞれがどれほどの成長のレベルをしめすものなのかということを、そのひとつひとつを乗りこえて成長するために必要なことは何なのかを、分からせてくれるからです。そうしてエニアグラムは、何ものにもとらわれない真の自由へとまっすぐ繋がる道に導いてくれるのです。
アルーナのワークショップでは、リソとハドソンの研究成果、つまりエニアグラム研究所の流れをくむエニアグラムに加えて、意識の覚醒について特にお伝えして行きます。ワークショップは、参加者の皆さんが「なるほど!」とうなずくたびに、少しずつエゴを溶解させて行けるような構成になっています。アルーナがお伝えした内容を実感でき、それが実になるような演習も用意されています。言い換えるなら、何かを覚え込んで行くようなコースではありません。ワークショップへの参加を通して、本質についての皆さんの気づきがひろがるのです。
アルーナとともにエニアグラムを学ぶことに興味を持たれた方は、ワークショップへの参加をお申し込みください。10名の参加希望者が集まった段階で、次のワークショップの日程が決まります。教材の中身は充実していますが、それらは参加者の皆さん相互のやり取りによりその真価が発揮されるものだからです。その意味で、クラスメイトが多ければ多いほどより面白く、受け取ることも大きくなります。
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